シルク糸の種類

シルクの糸には種類があります。

その種類によって全く異なった風合いの生地や製品ができます。

生糸の種類を知れば、もう「シルクの光沢がない!シルクじゃない!」と心配しなくても大丈夫です。

では、どんなシルク糸があるのか見ていきましょう。

まず、通常の繭から取れる絹糸はほぼ以下の3種類に分別されます。

①生糸
②絹紡糸
③紬糸

です。

この三種類のうち、繭から最初の部分で取り出した絹糸を①の生糸といい、その副産物が②の絹紡糸と③の紬糸になります。

では、この3種類について詳しく見ていきましょう。

①生糸

まず、繭から最初の部分で取り出される絹糸を通常「生糸」(きいと)と言います。

この「生糸」は文字通り「ナマイト」とも言い、常に呼吸をしている系です。そのため(生きている糸)と表現します。

この生糸の用途として代表的なものはネクタイ・羽二重・ちりめん等の高級品です。

この生糸は、長繊維(フィラメント)であり一粒の繭から約1500mもの生糸を取る事ができます。

絹の中で長繊維なのは生糸だけであり、その光沢性やドレープ性は他の繊維には真似出来ない物です。

②絹紡糸

こちらは生糸を繭から取り出した後に残る残糸(短繊維)や良質な生糸が作れない繭を紡績(つむいで作る)して作られた絹糸です。紡績工程を経た後に、短繊維がお互いに重なり合い細長く糸状に整えられた絹糸です。 代表的な用途は、絹の5本指靴下やニット製品(当社のニット製のシルクインナーなどもこの絹紡糸に該当します)に使われています。生糸と比べると熱にも強い性質を持った絹糸です。

③紬糸

次に絹紡糸に使われた絹繊維の中から不要な絹糸を取り出したものや、繭くずを使い作られた絹糸を「紬糸」(ちゅうし)と言います。 この紬糸も絹紡糸と同じく紡績されて作られています。 代表的な用途はかなりクズが混じっていますので商品にした際の見た目が悪く一見しただけでわかります。主に冬用の分厚い5本指靴下等に使われています。

以上の通り、生糸以外は全て紡績されて作られており、繭から生糸が作られる際の副産物が「絹紡糸」及び「紬糸」です。

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